お風呂の残り湯ってどうしていますか?すべて流してしまう人もいれば、洗濯に活用する人もいますよね。そのまま流してしまうのは少しもったいないような気がするので、我が家では洗濯に使っています。
でも翌日の残り湯って雑菌が繁殖しているなんて話も聞くので、今のまま利用し続けてもいいかどうか不安になるのが正直なところ‥。
そこで今回は残り湯を使って洗濯する方法について調べてみました!
残り湯で洗濯するメリットは?
残り湯を洗濯に活用する最大のメリットはなんといっても「水道代の節約」だと思います。
洗濯機の種類や洗濯物の量によって違いはありますが、2回すすぎをするコースですと、1回の洗濯につき約100リットルの水を使用します。思ったよりも大量の水を使用していてびっくりされた人もいるのではないでしょうか?
一方でお風呂の水使用量ですが、こちらも浴槽の大きさによってかなり違いはでますが、一般的なファミリー向け住宅の浴槽だと約100~150リットルの水が必要です。
つまり洗いからすすぎまで全ての洗濯過程は残り湯だけでまかなうことができるというわけです。
洗濯とお風呂に使用する水量は非常に多いですから、それが約半分の量になればかなり水道代の節約になりますよね。
また、そのほかのメリットとしては「汚れが落ちやすい」というものもあります。これは残り湯がまだ温かいうちに洗濯するときに限られますが、お湯だと粉末の洗剤も溶けやすいですし、洗剤に含まれる界面活性剤は温かいほうが効果は発揮されやすいとされています。
残り湯のほうが汚れ落ちがいいのであれば、服を汚しやすいお子さんがいる家庭にとってはありがたいですよね。
「水道代の節約」と「汚れ落ち」の2つが残り湯活用のメリットです。
残り湯で洗濯するデメリットは?
残り湯で洗濯するメリットがわかった一方で、デメリットはなにかあるのでしょうか?
やはり残り湯を使うことで一番気になるのが、「残り湯の雑菌」についてだと思います。
毎日浴槽をどんなに掃除していても、人がお湯に浸かればどうしても雑菌は入ります。
またお風呂の温度は約38~40度くらいに設定されていると思いますが、実はこの温度って雑菌が繁殖しやすい温度でもあります。
ですのでお風呂の残り湯に雑菌があるというのは事実です。
雑菌が入った残り湯で洗濯したとしても、人体への影響はないと考えられています。
ただし免疫力の弱い赤ちゃんの服を洗濯するときは、念のため残り湯を使わないほうが安心かもしれません。
また、残り湯を使うと雑菌の影響で、洗濯槽にカビや汚れがたまりやすいというデータもあるようなので、洗濯槽の掃除や除菌をこまめにする必要がある点もデメリットの一つです。
その他のデメリットとしては「入浴剤の種類によっては洗濯物に香りが移ってしまう」、「残り湯のくみ上げに電動ポンプを使うと電気代がかかる」といったものがあげられます。
メリットとデメリットをよく比較しておきましょう。
残り湯で洗濯するならこの方法がおすすめ!
残り湯を洗濯に活用するメリットとデメリットを踏まえたうえで、おすすめの洗濯方法についてご紹介します!
まず洗濯をするタイミングですが、可能であれば入浴後すぐのお湯が温かいうちがおすすめです。
もちろんアパートやマンションなどの集合住宅の場合、夜遅くに洗濯機を使用できないこともあるかと思います。ただ雑菌の繁殖を可能な限り抑え、尚且つ汚れ落ち効果を最大限引き出すためには温かい残り湯を使うほうが効果的です。
どうしても入浴後すぐに洗濯できないという場合は、毎日のお風呂掃除をしっかりとおこない浴槽を清潔に保つこと、追い炊き機能がある浴槽の場合は配管の掃除もしっかりと行うこと、洗濯槽の掃除をこまめにすることを心がけましょう。
また残り湯を洗濯に使う際に、バケツでお風呂から洗濯機に残り湯を運ぶ人もいるかもしれませんが、ぜひくみ上げポンプを用意しましょう。
各段に楽ですし、電気代もほとんど気にしなくていい程度なのでそれほど危惧しなくてもいいでしょう。ただしポンプでくみ上げる場合は水が貯まる速度が普通に洗濯するときよりも遅いので、急ぎのときは注意してくださいね。
最後に個人的なおすすめですが、残り湯で洗濯するまえに浮かんでいる髪の毛やごみなどがないかチェックし、浮いている場合は取り除いてからくみ上げるようにするということです。
最後のすすぎは水道水でおこなうとしても、やはり洗濯するからにはなるべく綺麗な水を使いたいですよね。
少し手間はかかるかもしれませんが、さっと目立つものを取るだけでも気分が違いますし、くみ上げポンプの故障リスクを下げることもできるので、ぜひいつもの洗濯ルーティンに組み入れてみてください。
ポイントをおさえて残り湯を賢く活用しよう!
残り湯を洗濯に活用するか否かはその家庭によって考え方はいろいろありますよね。
風水的には洗濯は綺麗な水を使ったほうがいいなんて話も聞きますが、水道代を節約できるというメリットは大きいもの。
いくつかのポイントさえおさえれば、残り湯でも問題なく綺麗に洗濯することができます。
お風呂のお湯をそのまま流してしまうのはもったいないなと思いつつも洗濯に活用していない人がいれば、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね!